赤ずきんちゃん




赤ずきんちゃん。









悪いオオカミさん。









おばあちゃんちにお使い途中の赤ずきんちゃん。
悪いオオカミに唆され中。
面白いもんがあるんだけどよぉ〜。
ちょっとくらい寄り道したって大丈夫だって〜。









「おばあちゃん〜?」

オオカミに唆されて寄り道して、すっかり遅くなった赤ずきん。
そっとおばあちゃん家を覗きます。
夢中になって遊んでいる内に、お使いの品が入っていたバスケットもなくしてしまった模様。
代わりにつんだ花が申し訳無さそうです。









「どうして今日のおばあちゃんは、そんなに笑い声がヘンなの?」
「お前が来たのが嬉しいからだよ」
「どうして今日のおばあちゃんの目は、そんなにぐるぐるしてるの?」
「お前の可愛さに目が眩んだからだよ」
「どうして今日のおばあちゃんは、そんなに黄色いの?」
「カレーが好きだからだよ」









ちょっと(?)ヘンなおばあちゃんをよく見ようと、いつの間にかベッドに乗り上げていた赤ずきん。

「どうして今日のおばあちゃんは…」

更に質問を重ねようとする赤ずきんの顎を、黄色くなってしまったおばあちゃんの手が捉えます。
至近距離で、おばあちゃんと赤ずきんの目が合いました。

「それはなァ…」


「お前を食べるためさ…ク〜ックックッ…」






























こうして赤ずきんは、まんまとオオカミに頂かれてしまいましたとさ。
めでたし、めでたし☆








↓ オマケ



おばあちゃん。
(ゴメンナサイ!)

(2007.11.07〜11.17)